光と闇。
始まりと終わり。

世界は常に両極のものによって支配されていた。
光あるところには必ず闇が存在し、また闇があるところには光が存在した。
始まりがなければ終わりはなく、終わりが無ければまた始まりも無い。

だが、ある時突然「始まり」は「終わり」を拒んだ。
それは世界の均衡の崩壊。
一つだったクリスタルは十に砕け、一つだった世界は五つに分かれた。


それからどれくらいの年月がたっただろうか。
五つに分かれた世界にとって、世界が一つであったことなど、はるか昔の伝説になり果てた。

伝説は締め括る。
『砕けたクリスタルが全て揃った時、世界はもう一度一つになるだろう』、と。


そして、「始まり」と「終わり」は出会う。

 

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