ハローグッドバイ






僕が「こんにちは」と言えば君は「さようなら」と言うし、僕が「おはよう」と言えば君は「おやすみなさい」と言う。
「晴れるかな?」と尋ねれば「あめだったよ」答える。
「美味しいね」と言えば「おいしくない」と笑って言う。
いつから君はそんな風になっちゃったのかな?
僕の言葉と反対のことばかり。
そんな君に付き合っている僕を、周囲の人間は肩をすくめて呆れたように見ている。
でも、たとえ君が反対のことばかり言ってても、僕は楽しいんだ。
気まぐれな君に付き合うのが、僕はとても楽しくて仕方ない。
「僕のこと好き?」そう尋ねると君は笑顔で「きらい」と言う。
でもさ、その後はこう聞けばいいんだ。
反対のことばかり言う君に僕の求める答えを言ってもらうためには、こう聞けばいいんだよね?



「ねえ、パパのこと嫌い?」
しょんぼりしてそう尋ねると、君は満面の笑みを浮かべてこう答えてくれる。
「だいすき!!」
その笑顔と頬へのキスが、僕は何よりも嬉しいんだ。

<了>




お題:HELLO,GOODBY ハロー・グッドバイ/THE BEATLES
ビートルズから一曲。元の曲は正反対の二人が別れてしまう、というような曲なんですが(多分)、私は子煩悩なお父さんの話にしてみました。
娘を溺愛しちゃってるお父さんって何か可愛いですよね。
しかし娘は年頃になるとお父さんを毛嫌いするのであった(笑)

2004年12月5日 日誌にup
素材:「Little Eden」





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